工場スレート屋根の雨漏り改修工事、高知県高岡郡

10年以上前からメンテさせて頂いている企業様の工場です。
台風で屋根の一部が剥がれ、修理を行いたいが築40年経過しているので全体的に雨漏りが慢性化していました。本格的に修理をしたいが工場の稼働は止められないとのことです。実際に屋根を調査するとスレート屋根の劣化が全体的に酷く、フックボルトのパッキン劣化も起きていました。ホースで夏場屋根散水を行っているのでスレートの割れや反りが酷かったです。

お客様の困りごと

全体的に慢性化した雨漏りを止めたい。
築年数も経ったので本格的に修理をしたいが工場の稼働は止められない。良い方法は無いかと困られていました。

解決策・ポイント

既存屋根材を撤去せず固定ビスの穴も開けないので、切粉やアスベストの発生が無く、養生不要で廃材処理も発生しません。だから通常通りの工場の稼働が可能です。したがって工事中の天候の心配が無い無塵カバー工法のゼロディールーフをお勧めしました。

お客様の声

工事中も通常通り工場稼働ができ、雨漏りが止まり安心しています。無塵カバー工法のゼロディールーフ工法にしたので工場内が少し涼しくなりました。大変満足です。

工事概要

施工場所 高岡郡紙シート加工工場 スレート屋根の雨漏り改修工事
施工規模 鉄骨造平屋建て 築40年 石綿大波スレート 1330㎡
工法 ゼロディールーフ 波型スレート無塵カバーリング工法(特許工法)
使用材 ガルバリウム鋼板 素地 (厚0.5㍉)
施工期間 約1ヶ月
屋根改修工事:前

屋根改修工事:前

屋根改修工事:後

屋根改修工事:後

屋根改修工事前

屋根改修工事:前

屋根改修工事後

屋根改修工事:後

築40年以上経過し、スレート固定用のフックボルトパッキンが完全に朽ちて雨漏りしていました。

谷樋部分:施工前

カバールーフ改修工事:未施工 59.5℃

谷樋部分:施工後

カバールーフ改修工事:施工箇所 46.3℃

屋根裏面温度は【13.2℃】下がりました!

工事後、屋根裏面温度をサーモグラフィーカメラを使って測定しました。
無塵カバー工法のゼロディールーフは屋根を2重にするので空気層ができ断熱効果が少し上がります。(体感的にはあまり感じない)
しっかりと暑さ対策を行うのであれば、超薄型アルミ製遮熱シート「リフレクティックス」を使った『エコ遮熱工法]』で施工します。さらに10℃以上下がるので輻射熱を防ぎ格段に涼しく、冷房効率も上がります。

施工の流れ

施工前

全景

谷樋の両側棟を今回工事します。

破損部分

台風で屋根に穴が開いています。

採光スレートの劣化

劣化フックボルト

明かり取り部の採光スレート(FRP製)の樹脂の繊維が剥がれています。

施工前:工場内部

屋根材仮置き~運搬①

天井が無いので屋根スレートの割れや穴あき、裏面の雨浸みが確認できます。

安全足場の設置

軒先落下防止用足場を外周全てに設置し作業開始です。昇降用階段も兼用で設置します。梯子での昇降は行いません。

落下防止ネットの取付

落下防止ネットの取付

万が一、施工者が落下しないように落下防止ネットの取付します。

固定サドル取付

固定サドル取付

屋根の固定サドルを既存屋根のフックボルトに取付けます。

金属タルキ下地材取付

屋根施工

新規ガルバ屋根の下地材を取付ます。

下地材の確認

ガルバルーフ施工

ガルバルーフの施工前に下地材の施工が確実かチェックします。隠れる所なので重視!

完成

ガルバルーフ葺き

ガルバリウム鋼板で新築時同様に完成しました

採光部分も完成

採光部分も超明度が優れ、耐候性抜群のポリカーボネイト製に新しくしました。

部材も完成

棟下地

強風対策のケラバ補強金具も製作設置しました。
全て完了です。

株式会社オガサ製工
個人の方

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