工場屋根の暑さ対策と雨漏り改修工事、高知県高岡郡
高岡郡佐川町 司牡丹酒造㈱仕込み蔵の屋根を遮熱ルーフガルパワーで改修工事しました。
築40年のスレート屋根が劣化に伴い割れが発生したり、ジョイント部の反りやフックボルトから漏水が発生していました。その雨漏り改修工事と製造過程で室内を低温冷蔵させているので、冷蔵装置の電力量の削減ができるエコ遮熱ルーフにて施工させて頂きました。
お客様の困りごと
製造過程で室内を冷蔵させる為、電力消費量が毎年大きいので少しでも効率を良くする為に屋根からの暑さ対策を導入し、同時に屋根もかなり老朽化が酷く雨漏りも発生しているので同時に解決できる工法を検討しています。
解決策・ポイント
遮熱ルーフガルパワーで仕込み蔵内部の温度上昇をシャットダウン！空調費削減につなげるご提案をさせて頂きました。同時に既存のスレート屋根に無塵工法カバールーフで室内養生を無くし、業務を止めることもなく改修工事を実現しました。
お客様の声
工事中も内部の養生等を行うことなく雨漏りが止まり安心しています。またこの夏、お晩明けの猛暑にも冷房をつける事無く工場内での作業が出来ています。昨年までと全く暑さが違います。遮熱工法には驚きです！
工事概要
| 施工場所 | 高岡郡佐川町 司牡丹酒造株式会社 |
| 既存屋根 | 大波スレート・421㎡ |
| 新設屋根・工法 | エコ遮熱カバー工法 |
| 使用材料 | カラーガルバリウム鋼板t0.5 裏打ち材貼4㎜ 遮熱シート「リフレクティックス」8㎜ |
| 遮熱材 | アルミ遮熱シート「リフレクティックス」８㎜ |
| 施工期間 | 平成29年6月～平成29年7月 |
全景・施工前
全景・施工後
施工前と施工後の全景写真です。
工法は、既存のスレート屋根の上に遮熱シートを敷き込み
その上に新設のガルバリウム屋根を施工するカバー工法です。
屋根上・施工前
屋根上・施工後
屋根に遮熱施工を行うので換気の必要性が無く、
ベンチレーターを取り外しました。
これで雨漏りのリスクも無くなりスッキリとしました！
施工の流れ
施工前・屋根上
施工前、屋根上の状況です。
フックボルトの劣化
フックボルトにもサビ・劣化が見られます。
内部写真
仕込み蔵内部の天井には雨漏りによるシミができていました。
安全ネット設置
踏み抜き転落防止ネットを設置します。安全対策は作業の第一歩です。
ベンチレーター撤去・処理
既存のベンチレーターを撤去し、その開口部にカバーを取り付けます。
ベンチレーターカバー取付完了
全てのベンチレーターの撤去し、カバーの取付が完了しました。
タルキ留め取付
タルキを留めるための「サドル」金具を取付けします。
遮熱シート施工
遮熱シート「リフレクティックス」の敷き込み。ジョイント部はアルミ専用テープで連結。気密性をしっかりと保ちます。
遮熱シート施工完了
サドルの上にリフレクティックスを敷き、金属タルキを固定して下地施工完了です。
屋根材荷上げ
声を掛け合い、クレーン操縦者と無線連絡をとりながらの荷上げ。緊張感ある共同作業です。
屋根材荷上げ
いよいよガルバルーフ施工に移ります。1人では運べないのでこれも声を掛け合って取付け場所まで運びます。
屋根材施工
ガルバルーフの取付写真です。１枚１枚、ジョイント部が確実に重なるように設置していきます。
屋根材仮葺き
仮葺きが完了しました。浮いているように見えるのはまだ仮葺き状態のためです。
屋根材ビス留め
ビス留めをします。締付トルクを確認しながら確実に固定していきます。
屋根材施工完了
ビス留めが終わり、ガルバルーフの施工も完了です。部材の取付の工程へ移ります。
ケラバ包み下地取り付け
ケラバ包みを取り付けるための下地です。強風での強度を考慮し、FB-4.5×50を使います。
ケラバ包み取り付け完了
下地のFBにビス止めし、ケラバ包みの取り付けが完了しました。雨水の吹き込み防止などの役割があります。
棟包み下地等取付け
最後に棟包みの取り付けに移ります。
棟包み取り付け状況
棟包みも屋根材の隙間から雨水の侵入を防ぐ大事な役割を持っています。
棟包み取り付け完了
棟包みの取り付けが完了しました。施工全工程が完了です。
工事完了・ケラバ包み
完成写真を順に追って見てみます。まずはケラバ包み。
社内検査
確実な施工をしていく為に、中間検査と完了前検査を社内で行います。
工事完了・北面
屋根の中心から北面を撮影したものです。
工事完了・南面
雨漏りゼロなエコ遮熱ルーフで内部温度の低下、そして空調費のコスト削減に期待です。
