屋根の老朽化・雨漏りを同時解決で耐震性も向上
江戸時代からの街並みを大切にする佐川町。そこに建つ酒蔵の屋根改修工事。建物は築200年以上が経過しているため、屋根の老朽化や雨漏りなどの問題がありました。そこで、日本瓦からガルバ瓦(金属瓦)へ葺き替え工事を行いました。
佐川町の古い街並みの景観を壊さず地震に強い屋根の設計・施工を致しました。

お客様の困りごと
・長年の雨漏りと屋根の老朽化
長年の雨漏りだけでなく瓦や樋も老朽化が進んでいます。そのため、必ず起こる南海大地震を考えると耐震面でとても不安です。
・佐川町の歴史的な街並みを守りたい。
佐川町の歴史的な街並みに建つこの酒蔵は、歴史的建造物のため建物の景観を維持し屋根を綺麗にしたいです。
解決策のご提案
・日本瓦から金属瓦への全面葺き替え
調査した結果、屋根は垂木(屋根の骨組み部分)から老朽化しており、お困りごとの屋根瓦はズレている部分もあり瓦落下の恐れもありました。
そこで、お客様のご要望である耐震性と街並みのことも考え、日本瓦の雰囲気が残るように見た目が変わらないガルバ瓦(金属瓦)の全面葺き替えをご提案させていただきました。ガルバ瓦(金属瓦)への葺き替えで屋根重量は、1/10軽くなり建物の耐震性が向上します。
お客様の声
佐川町の歴史的な街並みの雰囲気を維持したいが、屋根の劣化に不安を感じていました。
しかし、今回ガルバ瓦(金属瓦)で工事していただいたおかげで、歴史的価値がある佐川町の街並みや酒造の雰囲気を維持したまま地震に強い屋根になり、雨漏り修繕コストや耐震面に対する悩みが解消されました。本当にありがとうございます。
この酒造以外にも日本瓦の建物があるので、その工事もガルバ瓦(金属瓦)で工事していただきたいです。
今後ともよろしくお願いいたします。
工事概要
施工場所 | 高岡郡佐川町 |
既存屋根 | 日本瓦 土葺き |
作業内容 | 瓦撤去 木下地補強 構造用合板で野地板補強 金属瓦葺き(ガルバ瓦) |
使用材料 | ガルバ瓦(ガルバリウム銅板) 色:銀黒 |
施工期間 | 3ヶ月 |


施工の流れ
①施工前
(瓦のズレ/修繕した跡)

②既存瓦と敷き土の撤去

③腐食した垂木の交換
(屋根の骨組み部分)

④新規野地板の取付
(木板)

⑤防水シート敷き

⑥断熱材敷き
(暑さ対策)

⑦ガルバ瓦葺き
(作業中)

⑧ガルバ瓦葺き
(全体)

⑨完成