スキー場の屋根で雪対策を学ぶ。

センター試験二日目。

快晴で穏やかに温い。

 

そんなこんなで

自分は徳島の

井川スキー場へ行っちょりました。

 

ま、午前中だけですが。。。

 

明日からボチボチ的出張でして

午後からその準備も兼ねて

お仕事が少々ありますもので。

 

 

1月も後半になろうとするのに

メチャ暖かく

異常なくらい雪が少ないですね。

 

それでもセンターハウスの上には

少し雪が残っています。

 

でも、この景色は3月って感じです。

 

 

さて、

このセンターハウスの屋根は

瓦棒なんですが

切妻屋根に谷を設けて

出入口に雪を落とさない

屋根形状となています。

その谷には両サイドの屋根から

雪が滑り落ちてくるために

「雪だまり」ができるんですね。

 

この溜まった状態が続くと

表面の雪は凍り付いたままですが

室内側は熱の影響で雪が溶けていきます。

 

そして、その水が

雪と氷に堰き止められ

雨が降らなくても

雨漏りする現象があるんです。

「すが漏り」です。

 

金属屋根の接合部を

しっかりとカシメていても

水が染み込んで漏る場合があるんです。

 

そんな厄介な「すが漏り」は

施工前段階からしっかりと計画と対策を立て

水が染み込まない、

または染みこんでも排出される構造に

しておかないと、ん〜・・・漏りますね。

 

最近では

シーリング材やパッキン材も

非常に優れていますので

それらの併用も時には合わせて

防水性を高めていきます。

 

でもまぁ、、、

基本は絶対的に構造による止水ですね。

 

ガルバリウム鋼板をはじめとする金属屋根は

「カシメ」や「水返しハゼ」「捨て水切り」など

独特な止水処理が可能ですから

これらを駆使して

「雨漏り」「すが漏り」しない屋根を

日々つくっているんです。

 

では、また明日!

 

ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで

地震に強く、遮熱工法で暑さ対策も行う

屋根リフォームと雨漏り修理専門の

【株式会社オガサ製工】小笠原孝彦

(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

小笠原孝彦(おがさわら・たかひこ)1970年高知県高知市朝倉生まれ 株式会社オガサ製工 代表取締役/一級建築施工管理技士/建築板金一級技能士/防災士/被災建築物応急危険度判定士 高知県を拠点に、ガルバリウム鋼板による遮熱・減災屋根のリーディングカンパニー「オガサ製工」を経営。法人向けには工場・倉庫・事業用施設の暑さ対策や屋根リニューアル、遮熱リフォームの分野で高い専門性を持ち、四国一円で施工実績を重ねています。 このブログでは、現場目線×経営者目線で、屋根の「プロが本音で語る情報」を毎週発信中。 「工場が暑すぎる…」「老朽化した屋根を直したい…」「でも業務は止めたくない」そんな法人様の悩みに寄り添いながら、これまでの建築技術とノウハウ、そして屋根から生まれる“価値ある改善”をお届けしています。