内部養生が不要だから、操業を止めません!

秋分の日も過ぎて

朝晩メッキリと涼しくなりましたね。

 

暦通り一気に秋が来た感じがしますが

高知は春と秋が無いといいます。

まだまだ昼間は暑い日はあるでしょうね。

 

さて、高知市東部の高須にある倉庫で

スレート屋根の無塵カバールーフ工事が始まりました。

 

築年数も40年を超えている鉄骨平屋の倉庫なんですが

なにせ雨漏りが酷いんです、、、

内部の在庫商品が

再々雨に濡れてしまって

出荷販売できない状態になっていました。

 

そりゃそうですよ!
(言っちゃ悪いですが)

 

大波スレートって基本的に3寸(3/10)勾配以上の

傾斜屋根への使用が絶対条件です。

 

ですがこの屋根は2寸勾配の屋根なんです。

指定勾配より遥かに緩い屋根です。

 

大波スレートって、横方向も縦方向も

重ねだけで葺いているんですよ。

 

パッキンなんかは使わずに防水性を保っています。

(留め付けフックはパッキンですが)

なので、その止水性能は勾配に頼っている限りなんです。

 

ですから指定勾配より緩い勾配だと

完全に雨漏りしちゃいます。

 

実際にその修理のために

あちらこちらを雨養生でスレート重ねていましたが、

今回オガサにスレートカバールーフでの

改修工事をご依頼いただきました。

 

こちらは倉庫といっても

梱包等、毎日出荷に向けた軽作業を

倉庫内で行っています。

 

なので、屋内で作業に影響がないよう

無塵カバー工法で屋根の改修リフォームを行いました。

 

古い屋根のフックボルトはまだ十分強度がありましたので、

そちらに新しい屋根固定用のブラケットを固定し

新しい屋根の下地を組んでいきます。

そして表層にはガルバリウム鋼板で屋根を葺いていきます。

この際、古いスレートに穴を開けたり

削ったりとか一切行いませんので、

屋内は通常操業!養生もしなくていいんです。

(アスベストも出しません)

 

もちろん古い屋根を剥ぎませんので

天候等もほぼほぼ関係なく

改修作業を進めていきます。

 

まあ、雨では危険ですので

作業は行いませんけどね。

 

しかし、降ったり止んだりの天気でも

内部には全く影響無く施工ができますので

工程的にも短く、屋根のリフォームが行えます。

 

ですので、結果的にコスト的にも

リーズナブルになるんです。

 

古くなった屋根を履かずにそのままで

カバーできる、オガサの無塵カバー工法。

新築同様に蘇ります。

 

では、また明日!

ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで
地震に強く、遮熱工法で暑さ対策も行う
屋根リフォームと雨漏り修理専門の
【株式会社オガサ製工】小笠原孝彦
(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

株式会社オガサ製工 代表取締役 1970年高知県高知市朝倉生まれ ガルバリウム鋼板屋根の製作施工と遮熱技術で、工場や倉庫の暑さ対策を行っています。 そして南海地震対策のひとつなる住宅屋根の軽量化をガルバリウム鋼板で推進し、あわせて雨漏り修理も専門分野です。 一般社団法人 地震倒壊死から命をまもる建築専門家協会(地命協)代表理事 近年必ず起こる「南海トラフ地震」発生時に、建物倒壊による悲惨な圧死・窒息死を少しでも減らし、また速やかに避難することで、津波や火災から命を守る情報を建築専門家が発信しています。