ゼッタイに上がっちゃダメ!!!

スレート屋根の工場さんが

ここ最近になり

雨漏りが酷いとご相談です。

 

確かにスレート本体も

固定用フックボルトも古くなってますので

漏っても不思議ではないのですが、

それよりも屋根の勾配が緩すぎるので

そりゃ、、、

重ね部分のジョイントから漏りますよ。

 

明かり取り部分のFRP波板も

樹脂がスッカリと剥がれ落ちて

繊維状になっていますね。

 

触るとスカスカですね、恐らく。

今度の台風では間違い無く

吹っ飛ぶでしょうね。

 

そんなこんな状況を

ドローンで詳しく解説しながら

修理方法を社長さんに

ご提案させて頂きました。

 

 

さて、雨漏り調査の時は

屋根に直接上って

じっくりと確認したいところですが

波形スレート屋根では

それやっちゃゼッタイにダメです!

 

何の変哲も無い屋根ですが

この波形スレート屋根って

強度が全くありませんので

人が上がると一瞬で踏抜き

落下してしまいます。
(この事故が全国的に非常に多いんです)

 

コレは専門職の職人でも同じです。

逆に分かっているから

直には上がりません。

 

もし上がる場合はですね

面倒でも歩み板を母屋の上に敷き

そこしか歩行はダメですよ!

 

命を守るタメに。

 

では、また明日!

 

ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで
地震に強く、屋根遮熱工事で暑さ対策も行う
屋根リフォームと雨漏り修理専門の
【株式会社オガサ製工】小笠原孝彦
(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

株式会社オガサ製工 代表取締役 1970年高知県高知市朝倉生まれ ガルバリウム鋼板屋根の製作施工と遮熱技術で、工場や倉庫の暑さ対策を行っています。 そして南海地震対策のひとつなる住宅屋根の軽量化をガルバリウム鋼板で推進し、あわせて雨漏り修理も専門分野です。 一般社団法人 地震倒壊死から命をまもる建築専門家協会(地命協)代表理事 近年必ず起こる「南海トラフ地震」発生時に、建物倒壊による悲惨な圧死・窒息死を少しでも減らし、また速やかに避難することで、津波や火災から命を守る情報を建築専門家が発信しています。