フレキシブルな発想力と対応力

いたって一般的な工場の外壁。

そんな片隅。

 

屋根も壁もガルバリウム鋼板な

ごく、、、一般的な仕様です。

 

んで?何が言いたい?

ですよね。

 

しかしマニア的な見方をすれば、、、

 

少し軒先が出ています。

それも鉄骨など下地は一切無く約1mほど。。。

 

そうなんです!!!

 

この工場の屋根でも使っているお馴染みの

ガルバリウム鋼板は1ミリより薄い金属板なんですが

波型に成型する事でとんでもない強度が

発揮できるんです。

 

メーカーの規定では

軒先の「はね出し」って波高の5倍以内とされいますので

一般的なタイプの屋根だと最大50センチってとこですね。

 

しかしこの屋根は軒先のはね出しを

90センチにしております。

 

(メーカーさんごめんなさい)

 

 

実はこれって

工場さん側の希望でして。。。

 

壁際に設備機器を設置するので

機器の防雨対策を!とのこと。

 

立地条件や建物形状からすると

保証はデキませんが、たぶん台風にも

耐えられるんじゃなかろうかと。

 

ちなみに1m20cmまで

実験的にはね出した屋根もありますが

20年経ってもシャッキで

台風にも耐えおります。

 

でね、、、規定ではダメなモノでも

今までの屋根経験を生かして

お客さんの希望を少しでも

叶えて上げたいモノなんですよ。

 

ちなみに、、、

建築基準法違反や

出来ないモノはデキませんよ。

 

以上マニアックな軒先の

「出寸法」でした。

 

では、また明日!

 

ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで
地震に強く、屋根遮熱工事で暑さ対策も行う
屋根リフォームと雨漏り修理専門の
【株式会社オガサ製工】小笠原孝彦
(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

株式会社オガサ製工 代表取締役 1970年高知県高知市朝倉生まれ ガルバリウム鋼板屋根の製作施工と遮熱技術で、工場や倉庫の暑さ対策を行っています。 そして南海地震対策のひとつなる住宅屋根の軽量化をガルバリウム鋼板で推進し、あわせて雨漏り修理も専門分野です。 一般社団法人 地震倒壊死から命をまもる建築専門家協会(地命協)代表理事 近年必ず起こる「南海トラフ地震」発生時に、建物倒壊による悲惨な圧死・窒息死を少しでも減らし、また速やかに避難することで、津波や火災から命を守る情報を建築専門家が発信しています。