屋根ドクター季節を感じる。

とうとう、今朝の気温は15℃台でしたね。

と言っても夜明け前、4時の気温です。

 

さすがにまだ起きては居ませんでしたので

気象情報「アメダス」情報ですが。

 

その同時刻、本川の気温は8℃台。

ブルッ。。。

一気に秋が深まっています。

 

 

さて、季節柄「夜露」が始まりました。

 

昼間は30℃近い気温も

夜明け前には10℃台まで下がりますので

その気温差は20℃近く。

 

当然、空気中に含まれる水蒸気も

大きく変わりますので、やがて夜露になるのです。

 

昼間に気温が上がった状態で

水蒸気をタップリと含んだ空気は

気温が下がることにより飽和限界に達して

物体に水滴をもたらせます。

 

小学校で習った飽和水蒸気量の関係です。

 

この時期、屋根表面でもこの現象は起きます。

ガルバリウム鋼板は熱伝導率が高いため

この夜露が起きやすく、

この時期からは夕方になると施工している屋根が

片っ端から露が発生し、滑りやすくなるんですよ。

 

かと言って

全ての屋根にこの現象が起こるのでは無く

直射日光が当たっていない北面や影面で

この現象が起こります。

 

これがもう少し気温が下がって凍るのが「霜」

 

この予測をしっかりと立てておかないと

北面や影で日射が当たらない屋根は

昼前まで上がれなくなります。

 

屋根ドクターは

この自然現象もしっかりと把握していないと

屋根は作れません。

雨が降らない予報でも一日の作業後

屋根にシートを掛けておくのは

明日の作業の為なんですね。

 

では、また明日!

ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで
地震に強く、遮熱工法で暑さ対策も行う
屋根リフォームと雨漏り修理専門の
【株式会社オガサ製工】小笠原孝彦
(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

株式会社オガサ製工 代表取締役 1970年高知県高知市朝倉生まれ ガルバリウム鋼板屋根の製作施工と遮熱技術で、工場や倉庫の暑さ対策を行っています。 そして南海地震対策のひとつなる住宅屋根の軽量化をガルバリウム鋼板で推進し、あわせて雨漏り修理も専門分野です。 一般社団法人 地震倒壊死から命をまもる建築専門家協会(地命協)代表理事 近年必ず起こる「南海トラフ地震」発生時に、建物倒壊による悲惨な圧死・窒息死を少しでも減らし、また速やかに避難することで、津波や火災から命を守る情報を建築専門家が発信しています。