僕らの金属屋根業界では
その施工方法の手引書と言いますか、
参考書がありまして
それぞれに標準的な施工方法が
監修されています。
普段は滅多に見ることはない
この参考書なんですが、
たまに時間がある時
チョロチョロ見たりして勉強しています。
ですが、これにも一長一短あって
ある項目なんかは
メーカーの仕様書がそのまま標準仕様となってたり
とても現実的じゃない施工方法なども
希に載ってたりとかします。
さて先日、ある業界団体さんから
台風など強風に耐えられる
金属屋根の施工方法の取材がありました。
今回は電話での取材でしたので
お互いの意思疎通を取るために
この「金属屋根の参考書」を使って
掲載されている図面やスケッチをもとに
色々と工法の説明させて頂いたんですよ。
とりわけ向こうさんは
先だっての千葉県台風災害で
住宅屋根の軒先やケラバの被害が
非常に多かったもので
その納まり方法の解説を目的とされてました。
そしてオガサが行っている
独自の工夫ってトコも
少し説明させてもらったんですね。
(惜しみも無く・・・)
それは教科書には全く乗ってない
長年培った自社のノウハウです。
下地強度が少し不安なので
厚い鋼板を使ってみたり、
最新の接着剤を併用施工で行ったり、、、
プチ工夫を少しだけ
紹介させてもらったんですが・・・
なにせ、電話口で言葉だけで
自分たちの技術を説明するってのが
これまた難しいんですよ!
思わず身振り手振りで喋ります。
そんなコトしても
電話先の相手には分かりませんが、
耳に受話器を挟んで
タコ踊りのように説明をしています(笑)
でね・・・
ふと、気付きました。。。
僕らがお客さんの所に行って
屋根を説明している時、
専門家として、技術者として
業界用語ばっかり使っているんじゃないのかな?
絶対、お客さんには伝わってないよなー って。
言葉で人に伝えるっていうのは
本当に難しい。
ここに写真やスケッチなどがあれば
人への伝達力っていうのは
数十倍、数百倍になるんだって改めて感じましたよ。
技術と知識を言葉に変えて
相手に伝える。(写真を添えて)
いぃ〜勉強になりました。
では、また明日!
ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで
地震に強く、遮熱工法で暑さ対策も行う
屋根リフォームと雨漏り修理専門の
【株式会社オガサ製工】小笠原孝彦
(おがさわらたかひこ)でした。