意外に見落としな、屋根への過積載。

今日3月20日は春分の日。

そしてお彼岸のど真ん中ですね。

 

ピーカンの素晴らしい

絶好のお墓参り日和でしたが

行かれました?

 

桜も咲き始める

そんな今日この頃です。

 

さて、そんな高知は

晴天率が日本でもトップクラス。

 

ですので、太陽を利用した

屋根に設置する温水器が

昭和の時代に

非常に多く設置されました。

 

オール電化住宅が

まだ珍しい時代でしたので

台所や風呂は

ほとんどがガスで沸かしてました。

 

そのガス代の節約を兼ねた

屋根に設置する太陽熱温水器が

バカ売れしたんですね。

 

だけどこの「温水器」

 

築年数が経っている

旧耐震設計基準の

昭和56年6月以前に建てられた家の場合は

チョイと注意が必要です。

 

太陽熱温水器は一般的に

タンクの水とその機器自体で

重さが約400㎏ほどあるんですね。

 

それが南側、もしくは

東側の屋根に設置されますので

ピンポイントで重量増となり

相対的にバランスが悪くなります。

 

加えて南面は窓や開口部が多いので

地震の揺れに対する耐力壁が少なく

揺れに対してはどうしても弱いんですよ。

 

そこへ400kgのピンポイント荷重をすれば

地震で揺れた時、バランスが相当悪く

建物に大きなダメージを受けてしまいます。

 

旧耐震基準の古い建物は

温水器など重量物を屋根に載せるなら

耐震診断をしっかりと行いましょうね。

 

では、また明日!

 

ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで

地震に強く、遮熱工法で暑さ対策も行う

屋根リフォームと雨漏り修理専門の

【株式会社オガサ製工】小笠原孝彦

(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

小笠原孝彦(おがさわら・たかひこ)1970年高知県高知市朝倉生まれ 株式会社オガサ製工 代表取締役/一級建築施工管理技士/建築板金一級技能士/防災士/被災建築物応急危険度判定士 高知県を拠点に、ガルバリウム鋼板による遮熱・減災屋根のリーディングカンパニー「オガサ製工」を経営。法人向けには工場・倉庫・事業用施設の暑さ対策や屋根リニューアル、遮熱リフォームの分野で高い専門性を持ち、四国一円で施工実績を重ねています。 このブログでは、現場目線×経営者目線で、屋根の「プロが本音で語る情報」を毎週発信中。 「工場が暑すぎる…」「老朽化した屋根を直したい…」「でも業務は止めたくない」そんな法人様の悩みに寄り添いながら、これまでの建築技術とノウハウ、そして屋根から生まれる“価値ある改善”をお届けしています。