軽量なガルバ屋根だからこそ、可能な雨漏り修理。

築100年を超える

工場兼倉庫で雨漏りが発生し

修理のお問い合わせを頂きました。

 

この製造業さんからは定期的に

屋根や雨樋のメンテナンスを

ご依頼頂いているのですが

今回は、

 

「瓦がズレて!

 雨がジャンジャカ入ってくる!」との事。

 

何だと!!?

 

早速、現地に出向いて

空中からドローンを使って屋根を調査します。

 

実はこの屋根って、、、

大正時代の土葺き式の瓦です。

現代のように釘等で固定していないので

無闇に屋根に上がると

瓦がズレて、人も一緒に滑り落ちます。

 

上がるのは厳禁なんです!!!

 

何せ自然にズレ下がっていますから

人が上がるなど

外的応力が掛かると一発で

ドリフのコントのようにズレ落ちます。

 

そして、調査はドローンで難なく

5分で完了。

 

で、肝心の作業はどうするの???

 

軒先に作業用の足場を組み立て

屋根面には登り桟橋設置して

足場の柱にガッチリ固定しますので

作業時にはズレ落ちなんて起きません。

 

そんな安全対策をしっかりと行った後に

修理作業開始です。

 

当然ながら今回も既存瓦を剥いだりせず、

古い屋根の上に新しく

ガルバ屋根を組み立て

接着工法で既存の屋根に取り付けます。

 

更に全体がジワジワと起こる

ズレ下がり対策として

棟部分に金物を取り付けて

ガッチリ固定します。

 

瓦の雨漏り修理と言えば

古い瓦を剥いで

葺き直す工法が一般的です。

 

ですが、軽量で剛性の強いガルバ屋根だからこそ

既存屋根をそのままに

穴も開けずにカバー工法で

完璧な雨漏り修理が出来るんです。

 

では、また明日!

 

ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで

地震に強く、遮熱工法で暑さ対策も行う

屋根リフォームと雨漏り修理専門の

【株式会社オガサ製工】小笠原孝彦

(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

小笠原孝彦(おがさわら・たかひこ)1970年高知県高知市朝倉生まれ 株式会社オガサ製工 代表取締役/一級建築施工管理技士/建築板金一級技能士/防災士/被災建築物応急危険度判定士 高知県を拠点に、ガルバリウム鋼板による遮熱・減災屋根のリーディングカンパニー「オガサ製工」を経営。法人向けには工場・倉庫・事業用施設の暑さ対策や屋根リニューアル、遮熱リフォームの分野で高い専門性を持ち、四国一円で施工実績を重ねています。 このブログでは、現場目線×経営者目線で、屋根の「プロが本音で語る情報」を毎週発信中。 「工場が暑すぎる…」「老朽化した屋根を直したい…」「でも業務は止めたくない」そんな法人様の悩みに寄り添いながら、これまでの建築技術とノウハウ、そして屋根から生まれる“価値ある改善”をお届けしています。