エアコン増設でも暑い理由

vol.2571

先日、過去に工場の暑さ対策を

相談していただいたお客様から

再びご相談をいただきました

 

事情がありまして

オガサの提案とはならなかったのですが、

 

「太陽光パネルを載せて

 エアコンも最新型に入れ替えたんですが・・・

やっぱり暑いんですわ」

 

詳しくお聞きすると

屋根には太陽光パネルを設置し

自家消費型発電で

電気代を気にせずエアコンをフル稼働

 

確かに以前の

“殺人的な暑さ”はマシになりました、が

 

でも快適なのは

エアコンの風が届く一部の作業場所だけ

 

場所によっては相変わらず

熱中症指数はレッドゾーン

 

作業場所によっては

「涼しい場所」と「暑い場所」の差が大きく

工場内で作業環境の

“えこひいき”が起きている状態だとか

 

空調だけに頼る

「温度ムラ」が発生しているんです

 

そもそも太陽光パネルを載せると

日射を遮るので

多少は屋根温度も下がります

 

ですが、それだけで

工場全体の暑さが解決するほど

甘くないんですよね

 

なぜなら、建物そのものが

「熱くさせない構造」になっていないから

 

例えるなら・・・

 

窓を全開にしたまま

エアコンをガンガン運転しているようなものです

 

パネルの下にある屋根は

依然として太陽からの輻射熱を

パネルを通して受け続けています

 

そしてその熱は

容赦なく建物内へ侵入

 

そりゃ暑いですよね

 

さらに強力なエアコンを増設すれば

解決できるかもしれません

 

でもそれは、冷蔵庫のドアを開けたまま

ビールと肴をニヤニヤしながら探しているのと同じ

 

奥さんに間違いなくキレられます(笑)

 

 

ま、それはさておき

まずやるべきは、、、

 

冷やすことではなく、熱を入れないこと

 

工場や倉庫の暑さ対策は

エアコン選びより先に

「輻射熱をどう防ぐか」が勝負

 

冷やす設備にお金を掛ける前に

まずは熱を入れん屋根にせんとね!

 

暑さ対策の本当のスタートは

そこからなんです

 

 

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株式会社オガサ製工 代表:小笠原孝彦
防災士/一級建築施工管理技士
屋根から建物と働く人を守る専門家。
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投稿者:

小笠原孝彦

小笠原孝彦(おがさわら・たかひこ)1970年高知県高知市朝倉生まれ 株式会社オガサ製工 代表取締役/一級建築施工管理技士/建築板金一級技能士/防災士/被災建築物応急危険度判定士 高知を拠点に、金属屋根を中心とした工場・倉庫・事業用施設の屋根工事、暑さ対策、雨漏り・屋根改修などに携わる。 この「時々屋根ブログ」では、屋根や建築の話はもちろん、会社経営や仕事、バイク、登山、旅、そして時々人生について、社長目線・職人目線で書いています。