屋根人の三方良し。

海沿いに建つとある工場。

 

施設管理担当者さんから

「屋根がブッ飛んじゅうき、

 ザンジ、見積&修理してや!」

と、連絡を頂きました。

 

いつもは進入路のある

工場の東側から敷地へ入るのですが

この建屋は西の端なので

全く気付きませんでした。

 

出入り業者として

観察不足は情けない。。。

 

でもまぁ、、、

施設管理の担当者さんでも

気付いていなかったんでね。。。

ゴメンちゃい。

 

 

さて、スレート屋根のケラバが

確かにモノの見事に

ぶっ飛んでいます。

 

一般的には

ケラバ固定用の金具を使用せずに

スレート材だけで十分強風には

耐えられますがねー

 

しかしコチラは

その補強金具を押し上げていますので

猛烈な台風時の突風が原因でしょう。

 

海沿いで屋根高が

海面20m(6階の相当)なんで

市街地に建つ住宅屋根の

恐らく「約2倍」の風荷重が

掛かったのだと推測しますね。

 

そんなこんなで

屋根の風対策って

地域性から建物高やその形状、

そして使う素材により様々。

 

そのチョイスも

屋根人の立派な技術なんです。

 

ちなみにココの屋根。

ケラバ補強金具が塩害によって

サビ破壊されていました。

 

ウチラ、ガルバ屋根の場合は

ケラバカバーの内部に

この補強金具を仕込みます。

なので、美観良し。

突風に良し。

耐久(塩害)性良しにしております。

 

では、また明日!

 

ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで
高知の地震や災害に強く、
遮熱屋根工事で暑さ対策も行う
雨漏り修理と屋根リフォーム専門。
高知の【株式会社オガサ製工】小笠原孝彦
(おがさわらたかひこ)でした。

■オフィシャルHP■         
http://www.ogasaseikou.jp

投稿者:

小笠原孝彦

株式会社オガサ製工 代表取締役 1970年高知県高知市朝倉生まれ ガルバリウム鋼板屋根の製作施工と遮熱技術で、工場や倉庫の暑さ対策を行っています。 そして南海地震対策のひとつなる住宅屋根の軽量化をガルバリウム鋼板で推進し、あわせて雨漏り修理も専門分野です。 一般社団法人 地震倒壊死から命をまもる建築専門家協会(地命協)代表理事 近年必ず起こる「南海トラフ地震」発生時に、建物倒壊による悲惨な圧死・窒息死を少しでも減らし、また速やかに避難することで、津波や火災から命を守る情報を建築専門家が発信しています。