仕事とお祭り

私、仕事柄よく

クルマで外回りをします。

 

市街地の時もあれば

郊外に出る時もありますね。

多い時なんか1300km弱、走る時もあります。

 

ちょっと郡部の方の現場にへ行って

そこからまた隣街のお客さんトコ行ってとかすると

それぐらいの距離に増える時があるんですよ。

 

まぁそもそも

通勤が片道15km弱あるので

それだけで距離は延びますがね。

 

で、その外回りの際に気になるのが

足場が立っている工事中の建物。

 

新築工事やリフォーム工事の安全対策です。

 

戸建て住宅から非住宅大型物件まで

様々な「現場」が動いています。

 

で、、、

 

見ちゃうんですよね、時々。

 

大型物件では絶対にありませんが

戸建て住宅のリフォームなど

比較的小規模の工事現場でのノーヘルを。

 

まだまだ高知は暑い時期ですから

住宅の屋根で同業者の方が

カッコいいキャップを被って作業してたり、

頭にタオルを被ったり

そして究極は・・・

 

捻り鉢巻きをしている人も未だにいます。

 

祭りかいっ!?

ヘルメットを被らんかいっ!!!

 

残念なコトに

住宅工事では毎年屋根からの墜落落下で

頭部を強打する死亡事故が耐えません。

 

ヘルメットを被っていなかったり

キチンと装着していなくて

衝撃で脱げたりした原因が多数です。

 

それとは逆に

いつもかっこいいなって思う

身近な他業種と言えば

土木業者さんや電力業者さんですよね。

 

作業車に乗って道路を均したり

地面で太っいケーブルを引っ張ったり

線路の点検をしたり

みんな安全靴で足元しっかりと固め

長袖シャツの作業着に

アゴ紐をしっかりと締めた

凜々しいヘルメット姿。

 

それが傾斜の付いた屋根の上で

捻り鉢巻きって!?

 

悲しすぎますよ。。。

 

ここ最近、我々の業界では

深刻な人手不足が続いていますが

安全対策をしっかりと行っている業種と

捻り鉢巻きで作業をしている業種なら

どちらで若い人は働きたいでしょうか?

 

また、それを親御さんが見たらどうでしょうかね?

 

愛する自分の子供に

どちらの仕事をさせますか?

 

とてもじゃないですけど

あんな危険極まりない作業姿での

高所作業なんか、

絶対にさせたくないですよね。

 

そして何よりもまず、カッコ悪いっすよ。

 

「人の振り見て我が振り直せ」

ではありませんが、

私たち業界もこういうところに

意識を向けていかねばと思います。

 

それにはまず、自社の社員がしっかりと

安全対策を行えるように環境を整え

しっかりと教育していかねばと

車窓から屋根を眺めながら思った、、、次第。

では、また明日!

ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで
地震に強く、遮熱工法で暑さ対策も行う
屋根リフォームと雨漏り修理専門の
【株式会社オガサ製工】小笠原孝彦
(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

株式会社オガサ製工 代表取締役 1970年高知県高知市朝倉生まれ ガルバリウム鋼板屋根の製作施工と遮熱技術で、工場や倉庫の暑さ対策を行っています。 そして南海地震対策のひとつなる住宅屋根の軽量化をガルバリウム鋼板で推進し、あわせて雨漏り修理も専門分野です。 一般社団法人 地震倒壊死から命をまもる建築専門家協会(地命協)代表理事 近年必ず起こる「南海トラフ地震」発生時に、建物倒壊による悲惨な圧死・窒息死を少しでも減らし、また速やかに避難することで、津波や火災から命を守る情報を建築専門家が発信しています。