モノを長く大事に使う。

いやー昨日は暑かった。

 

そんなド快晴の中

香川県は多度津町を見学ツアー

 

まずは多度津の

近代産業発展に尽くした豪商

「合田家」の邸宅から散策はスタートです。

大正~昭和初期に建築された

ロマン溢れる木造建築の数々。

 

しかし屋根と

銅軒樋の老朽化が激しく

雨漏りが結構酷い。

 

くぅーーー(>_<)

 

建物にかなり

ダメージが出ていますね。

 

職業柄、

何とかしたい気持ちで満タンです。

 

 

さて、メインは

JR多度津工場。

戦前に建築された工場が数々。

その中でも7棟が

国の登録有形文化財となっています。

 

今でも現役で

車両の整備を行っているんですね。

昨日は日曜ですから

作業はお休みでしたが、

このクラシカルな工場で

令和生まれの最新の特急車両

「2700系」の整備を行っているって

何とも感銘深いじゃありませんか。

 

戦前はまだ鉄骨造でしたが

開戦と同時に物資不足となり

小屋組が木造トラス造の建屋もあります。

この木造トラスは

なかなかの構造美ですよね。

 

コチラの湾曲屋根の建屋は

現在の社員食堂。

戦後すぐに愛媛県西条市にあった

海軍航空隊の格納庫を移築しています。

 

まだH鋼が存在しない時代に

小さい鉄骨を工夫して

高強度に組み上げる先人の技術。

 

そして戦時体制で資材がない中でも

モノをつくる精神。

こういった

先人の苦労が結晶となった

産業や文化遺産はズッと

残していってもらいたいですね。

 

それなりの維持費が掛かりますが・・・

 

 

昭和の時代って

人力はあっても資材がない時代。

 

しかし今は資材が安くなり

作り手と時間が無い時代。

バラして再利用より

スクラップ&ビルドが安くて早い時代です。

 

そのせいか?工夫を凝らす人達が

少しずつ減ってきているのは

気のせいかなぁ?

 

ちなみに、、、

食堂のレジ端末は電子決済

「PayPay」対応でございました♬

 

では、また明日!

 

ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで
高知の地震や災害に強く、
遮熱屋根工事で暑さ対策も行う
雨漏り修理と屋根リフォーム専門。
高知の【株式会社オガサ製工】小笠原孝彦
(おがさわらたかひこ)でした。

 

■オフィシャルHP■         
http://www.ogasaseikou.jp

投稿者:

小笠原孝彦

株式会社オガサ製工 代表取締役 1970年高知県高知市朝倉生まれ ガルバリウム鋼板屋根の製作施工と遮熱技術で、工場や倉庫の暑さ対策を行っています。 そして南海地震対策のひとつなる住宅屋根の軽量化をガルバリウム鋼板で推進し、あわせて雨漏り修理も専門分野です。 一般社団法人 地震倒壊死から命をまもる建築専門家協会(地命協)代表理事 近年必ず起こる「南海トラフ地震」発生時に、建物倒壊による悲惨な圧死・窒息死を少しでも減らし、また速やかに避難することで、津波や火災から命を守る情報を建築専門家が発信しています。