屋根の強度は感覚ではダメ!

vol.1989

今朝も予報通りに

少しだけ冷え込みました。

(長野県 野辺山の

 朝の気温ー6.4には敵わないですが、笑)

 

高知の朝も

ひと桁の気温が続きます。

 

日ごとに秋がどんどん

深まっていきますねー

 

 

さて、先日ツーリングで国道32号

根曳峠を大歩危方面へ快走してました。

 

この道は好きなんですよ。

 

30年以上前の10代後半、

バイクの免許取り立てで

当時住んでた香川まで走って帰ったこの道。

 

そんな回想をしながら峠道を

快走(笑)していると

前方の登坂車線は土木業者でしょうか?

1台のトラックが先行。

 

「休日もご苦労さん」と思いながら

後ろを走っていると・・・

 

積んでいた荷台の塩ビ管

VP125のパイプが十数本

カーブで荷崩れを起こして国道へ落下!!!

 

ヒョエー!!!

 

このパイプは

長さが4mで直径が約15cm

肉厚が1cm弱もあり

約20kgもの重量パイプです。

 

これが道路へゴロゴロと転がりますんで

車が突っ込むと(バイクでも)

あわや大惨事。

 

急停車して

転げ回るパイプを捕まえ

道路脇に寄せたのでした。

 

フゥ〜〜〜

 

幸い対向車も無く

自分も距離を取っていたので難は無く

大事には至らずセーフでございました。

 

きっと、、、

カーブの遠心力や振動によって

想定外に荷重が掛かり

荷崩れを起こしたのでしょう。

 

そんな交通事故寸前の

ヒヤッとした話しじゃなくって、、、

 

こんな「想定外」の危険が

僕らの屋根工事にもあるんですよね。

 

例えば、、、台風で吹きつける強風って

人間が考えてる以上に強い力が働きます。

 

まず、屋根ですので

高所にありますから当たり前ですが

地面より風が強く吹きます。

 

また強い風【正圧】よりも

負圧の力で吸い上げる力の方が

はるかに危険。

 

強い風がビューと吹いてる時【正圧】に

急に風向きが変わったりして

正圧が【負圧】に変わった瞬間、

屋根の1㎡あたりには数トンもの

吸い上げ荷重が掛かります。

 

でも、この現象を理論的に知らない人が

業界でも意外に多いんですね。

 

人間って自分の経験した世界の感覚で

全てを判断してしまいがち。

 

コレが「ま、大丈夫だろう・・・」になり

事故が起こるんです。

 

自分の感覚では無く

ロジック的な計画ですよ、やはり。

 

そして運転で大事なのは

車間距離でございます。

 

それではまた。

 


(2022年1月より不定期発信)

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小笠原孝彦(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

株式会社オガサ製工 代表取締役 1970年高知県高知市朝倉生まれ ガルバリウム鋼板屋根の製作施工と遮熱技術で、工場や倉庫の暑さ対策を行っています。 そして南海地震対策のひとつなる住宅屋根の軽量化をガルバリウム鋼板で推進し、あわせて雨漏り修理も専門分野です。 一般社団法人 地震倒壊死から命をまもる建築専門家協会(地命協)代表理事 近年必ず起こる「南海トラフ地震」発生時に、建物倒壊による悲惨な圧死・窒息死を少しでも減らし、また速やかに避難することで、津波や火災から命を守る情報を建築専門家が発信しています。