塗り替えでは雨漏りは止まらんよ!

先日、屋根瓦を塗り直したのに

雨漏りが止まらないんです!と

相談をいただきました。

 

だから、、、

 

塗り替えでは雨漏りは止まりません!

 

キレイになるだけです。

(表面劣化の保護にもなりますが)

 

実は塗装業者の方が塗り替え時

親切に瓦の隙間へ

シーリングを充填してくれたそうで。

 

外してみると

雨水が入った跡がクッキリ。

 

屋根の専門家なら

絶対にやらない瓦のシーリング。

 

特に横方向のシーリング。

 

コレじゃ余計に

継ぎ目へ水を誘い込みます。

 

縦の継ぎ目も

知識が無いと

余計に雨漏りが起こりますがね。

 

瓦やカラーベストなど

継ぎ目が重ね式の屋根材は、

ミリ単位の微妙な重ねの隙間が

雨水を吸い込まないようにし、

吹き込んだ雨水を排水する

役目を持っているんです。

 

それをコトもあろうか

塗りつぶすなんて、、、

 

人の親切は

大事にしないといけませんが

雨漏りの知識が無い方の親切は

どうぞお気を付け下さいませ。

 

ところで、

この屋根の元々の雨漏り原因は

瓦の劣化と下葺防水シートの

(これはアスファルトフェルトです)

劣化が原因です。

屋根の寿命でした。

 

あ〜塗り替えが勿体ない。。。

 

では、また明日!

 

ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで

地震に強く、遮熱工法で暑さ対策も行う

屋根リフォームと雨漏り修理専門の

【株式会社オガサ製工】小笠原孝彦

(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

小笠原孝彦(おがさわら・たかひこ)1970年高知県高知市朝倉生まれ 株式会社オガサ製工 代表取締役/一級建築施工管理技士/建築板金一級技能士/防災士/被災建築物応急危険度判定士 高知県を拠点に、ガルバリウム鋼板による遮熱・減災屋根のリーディングカンパニー「オガサ製工」を経営。法人向けには工場・倉庫・事業用施設の暑さ対策や屋根リニューアル、遮熱リフォームの分野で高い専門性を持ち、四国一円で施工実績を重ねています。 このブログでは、現場目線×経営者目線で、屋根の「プロが本音で語る情報」を毎週発信中。 「工場が暑すぎる…」「老朽化した屋根を直したい…」「でも業務は止めたくない」そんな法人様の悩みに寄り添いながら、これまでの建築技術とノウハウ、そして屋根から生まれる“価値ある改善”をお届けしています。