工場稼働を止めない、スレート屋根のリフォーム

須崎市で木材工場の

スレート屋根の改修工事が始まりました。

 

築年数はそうですね~

30年~40年ぐらいでしょうかね。

現在、雨漏りがひどくて

屋根の至る所に波トタンで

雨養生をしているんですよ。

 

この夏の梅雨や軽い台風なんかでも

かなり雨漏りがひどかったようで、

全面的にカバールーフでリフォームを行います。

 

まずは雨養生している波トタンや

屋根の上に設置してある、

丸ダクトの撤去からです。

この撤去の際にも、

やはりスレート踏み抜きが一番危険ですので

道板を使って、作業員の落下防止の処置をします。

そして、屋根の障害物を解体した後は

クレーンを使って撤去し、

何もない状態にして、

屋根工事のリ・スタートです。

ここでも安全対策は怠りません。

踏み抜き落下防止用のネットを

屋根にまずは敷き詰め、

万が一でも、最悪な落下は免れるようなに

ネットを敷き詰めます。

 

実はね、

ココが一番の安全ポイントです。

安全対策っていうのは

その安全対策自体を行う途中が

一番危険なんですよ。

 

ですので、歩行用の道板の上で

声を掛け合いながら作業を行います。

 

古い屋根固定用のフックボルトを利用して

新しい屋根下地を固定する

ブラケット金具をセットしていきます。

そして、ガルバリウム鋼板カバールーフの下地となる

金属タルキを荷揚げして

今度はそのブラケットにビス止めしていくのです。

 

このブラケット金具は

既存の屋根に穴を開けたり一切しないので

施工中でも雨養生の心配は全く必要はありません。

 

なので、、、雨が降る寸前まで作業は出来ますし

雨が降るか降らないか分からない微妙な天気でも

予定通りの屋根工事が行えます。

 

天候にあまり左右されませんので

工期的にも変動が少なく、結果

屋根リフォームのコストダウンにも繋がるんです。

 

最大のメリットは内部へキリ粉の落下や

大波スレートの特性である

アスベストの飛散もありませんので

内部養生は不要です。

 

よって、工場も通常稼働でOKなんですよ。

ウスッ!

 

では、また明日!

ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで
地震に強く、遮熱工法で暑さ対策も行う
屋根リフォームと雨漏り修理専門の
【株式会社オガサ製工】小笠原孝彦
(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

小笠原孝彦(おがさわら・たかひこ)1970年高知県高知市朝倉生まれ 株式会社オガサ製工 代表取締役/一級建築施工管理技士/建築板金一級技能士/防災士/被災建築物応急危険度判定士 高知県を拠点に、ガルバリウム鋼板による遮熱・減災屋根のリーディングカンパニー「オガサ製工」を経営。法人向けには工場・倉庫・事業用施設の暑さ対策や屋根リニューアル、遮熱リフォームの分野で高い専門性を持ち、四国一円で施工実績を重ねています。 このブログでは、現場目線×経営者目線で、屋根の「プロが本音で語る情報」を毎週発信中。 「工場が暑すぎる…」「老朽化した屋根を直したい…」「でも業務は止めたくない」そんな法人様の悩みに寄り添いながら、これまでの建築技術とノウハウ、そして屋根から生まれる“価値ある改善”をお届けしています。