結露と屋根の下葺材

今日19日は「雨水」

 

空から降るものが雪から雨に変わり、

氷が溶けて水になる季節です。

 

昨日は雪でしたが。。。

 

さて、結露って

夏と冬、昼と夜の温度差により

毎日屋根や壁で発生しています。

 

それは今も昔も同じ。

 

ですが昔は気密性が低い建屋が多かったので

結露しても、すぐに乾いていました。

 

しかし、現在は高気密高断熱の建屋が多いので

一度結露が発生するとなかなか乾くのが難しく

屋根裏や壁内の見えない部分に

カビや腐食を起こさせます。

 

 

そんなこんなで、最近の屋根に使われている

下葺材は

防水・耐久性能が非常に高いです。

 

それは従来のアスファルトに

ゴム系材をプラスしているので

防水性能の耐久性が

非常に高くなっています。

 

しかし、築年数が古い屋根は、

(平成初期以前〜)

防水・耐久性が低い

下葺材を使っている場合が多いので

その防水性能は

もう寿命を過ぎている頃でしょう・・・

 

また昭和時代の高度成長末期、

オイルショック中に建てられた屋根の場合

そのアスファルト自体が

非常に不足していましたので

屋根に下葺材も敷かず

直接屋根を葺いている建屋も

少なからずありましたしね。

 

屋根材(瓦やガルバ)のチョイスは

非常に大事な所なんですが

その結露防止下葺き材に使う防水シートも

重要なポイントです。

 

見えない部分でありますが

屋根の性能を決め、

建物の寿命までも左右する

非常に重要なアイテムなんですね。

 

では、また明日!

 

ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで

地震に強く、遮熱工法で暑さ対策も行う

屋根リフォームと雨漏り修理専門の

【株式会社オガサ製工】小笠原孝彦

(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

小笠原孝彦(おがさわら・たかひこ)1970年高知県高知市朝倉生まれ 株式会社オガサ製工 代表取締役/一級建築施工管理技士/建築板金一級技能士/防災士/被災建築物応急危険度判定士 高知県を拠点に、ガルバリウム鋼板による遮熱・減災屋根のリーディングカンパニー「オガサ製工」を経営。法人向けには工場・倉庫・事業用施設の暑さ対策や屋根リニューアル、遮熱リフォームの分野で高い専門性を持ち、四国一円で施工実績を重ねています。 このブログでは、現場目線×経営者目線で、屋根の「プロが本音で語る情報」を毎週発信中。 「工場が暑すぎる…」「老朽化した屋根を直したい…」「でも業務は止めたくない」そんな法人様の悩みに寄り添いながら、これまでの建築技術とノウハウ、そして屋根から生まれる“価値ある改善”をお届けしています。