北国vs南国の屋根議論。

雨が降らなくても

雨漏りが起こる時って

あるんです。。。

 

考えられないでしょ?

高知市内ではまず起こらない

屋根の積雪による雨漏り。

 

すが漏れです。

 

雪や氷等が屋根に留まることで

屋根の排水が妨げられ、

たまった水が行き場をなくして

屋根材の接合部等から

内部に侵入する現象です。

 

漏水箇所が接合部なので、

表面などの外見に異常が無くても

発生してしまうケースが多くあります。

 

雪国で金属屋根が圧倒的に多いのは

凍害防止もあるんですが

この「すが漏り」対策でもあるんです。

 

このような「すが漏れ」が起こる地域では

瓦やカラーベストなど

勾配頼りの「重ね式止水工法」では

絶対に屋根を葺いてはダメです。

 

雪が降らない地域では

決して起こらない

自然現象による雨漏りなんですね。

 

逆に自分達は

台風による強風や大雨を想定して

雨漏りしない屋根を作りますが

場所が変わり、環境が変われば

屋根の仕組みも当然ながら

変わってくるんですよね。

 

台風地域で培った

我々の雨漏りさせない技術力って

結構「高い」と自負しておりますが

この「すが漏れ」現象が起こる

雪国の雨漏りさせない技術も

相当ゴツいですよ。

 

マジで!!!

 

気候が全く違う地域で

活躍している金属屋根業者さんとの

北国vs南国的な

漏らさない「屋根つくり議論」

 

 

これほど楽しいものはありません。

お互いに屋根の変態ですので(笑)

 

そこへ、その土地の旨い地酒と肴でもあれば

尚のこと最高っす♬

 

コロナ終息を願うばかりです。

 

では、また明日!

 

ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで
地震に強く、屋根遮熱工事で暑さ対策も行う
屋根リフォームと雨漏り修理専門の
【株式会社オガサ製工】小笠原孝彦
(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

小笠原孝彦(おがさわら・たかひこ)1970年高知県高知市朝倉生まれ 株式会社オガサ製工 代表取締役/一級建築施工管理技士/建築板金一級技能士/防災士/被災建築物応急危険度判定士 高知県を拠点に、ガルバリウム鋼板による遮熱・減災屋根のリーディングカンパニー「オガサ製工」を経営。法人向けには工場・倉庫・事業用施設の暑さ対策や屋根リニューアル、遮熱リフォームの分野で高い専門性を持ち、四国一円で施工実績を重ねています。 このブログでは、現場目線×経営者目線で、屋根の「プロが本音で語る情報」を毎週発信中。 「工場が暑すぎる…」「老朽化した屋根を直したい…」「でも業務は止めたくない」そんな法人様の悩みに寄り添いながら、これまでの建築技術とノウハウ、そして屋根から生まれる“価値ある改善”をお届けしています。