技術にプロとしてのロジックはありますか?

住宅用太陽光発電による売電価格が

来月より大幅に下がります。

 

2009年以前に設置している家庭は

42/kwhだった売電価格が

来月から・・・7/kwh

6分の1まで下がります。

 

なんとも残念な話し。。。

 

我が家も売電価格の下落と

パネルとパワコンの劣化により

発電量が大幅にダウンして

今後は発電も然程期待できない模様です。

 

トホホ・・・

 

 

さて、住宅用太陽光発電の

モジュール(パネル)の取り付け方は以前、

屋根へビスで直接止める方法がほとんどでした。

 

今でもそうですが

 

当時から、

「屋根に穴を開けると言う事は

 あってはならんことだ!」と言う風潮が

自分たち屋根業界では当たり前でしたね。

 

しかし、自分は当時から

その諸説には疑問を持っていたんです。

 

穴を開けるのが

良いとか悪いのではなくて、

その後、どういう仕組みで

漏水処理をするのかが、問題なのです。

 

なので、自分の家では

パネル固定用ベースプレートにパッキンをかまし

それを4点で固定しています。

 

そうすることによって

プレートで定型シールを均等に圧着することで

防水処置能力を長期間、設定できるのです。

 

この方法は絶対に

自分は大丈夫と確信がありました。

 

それって、、、

例えば工業用圧送配管のライニングジョイント。

 

圧力が相当掛かっていますが、

フランジ部分はパッキンで機密性を保っていますし、

自動車エンジンのシリンダーヘッドと

ブロックを挟んでいるガスケットをも

漏れません。(飛びません)

 

ここ最近、屋根に関することでも

パッキンがダメとかシーリングがダメって

意固地に行っている

同業者や職人さんはいますが

それは全部がそのような事はないと思います。

 

要するに「穴」を開けたりが

どうのこうのじゃなくて・・・

 

そもそも原理だと思うんですよ。

 

その後、どう処理する?

コレが大事なんです!

 

適材適所でシーリングやパッキンを使うことによって

屋根の自由度は広がりますし、

施工金額もコストダウンに繋がりますからね。

 

では、また明日!

ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで
地震に強く、遮熱工法で暑さ対策も行う
屋根リフォームと雨漏り修理専門の
【株式会社オガサ製工】小笠原孝彦
(おがさわらたかひこ)でした。

 

 

投稿者:

小笠原孝彦

小笠原孝彦(おがさわら・たかひこ)1970年高知県高知市朝倉生まれ 株式会社オガサ製工 代表取締役/一級建築施工管理技士/建築板金一級技能士/防災士/被災建築物応急危険度判定士 高知県を拠点に、ガルバリウム鋼板による遮熱・減災屋根のリーディングカンパニー「オガサ製工」を経営。法人向けには工場・倉庫・事業用施設の暑さ対策や屋根リニューアル、遮熱リフォームの分野で高い専門性を持ち、四国一円で施工実績を重ねています。 このブログでは、現場目線×経営者目線で、屋根の「プロが本音で語る情報」を毎週発信中。 「工場が暑すぎる…」「老朽化した屋根を直したい…」「でも業務は止めたくない」そんな法人様の悩みに寄り添いながら、これまでの建築技術とノウハウ、そして屋根から生まれる“価値ある改善”をお届けしています。