安全を叩き込まれた工場。

かなり南東の沖を進んでいる台風19号。

それでも日付が12日に変わってから

先ほどまでは

高知もかなり風が強かったですね。

この距離でこの強風ですから

関東や東海地域の影響が心配です。

 

 

ところで、、、

もう20年以上の歳月、

メンテナンスさせてもらっている

高知市桟橋にある太平洋セメント土佐工場。

 

2010年にはセメントの本生産は終了しましたが

石灰関連をはじめとする

一部の業務は継続して行っていますので

その関連施設のメンテを

ずっとさせて頂いております。

 

初めてこの工場に入ったのは

20代後半でしたね。

 

大きく何とも雰囲気のある工場の建屋に

まるでショッカーが出てきそうな

そんな興奮を覚えた記憶があります。

 

そして年季の入った巨大な建屋が

異様な存在感を醸し出していますので

産業遺産的な雰囲気を持った

工場でもあります。

 

最近はだいぶ解体撤去がすすんでおりますが。

さて、

この工場では何を一番に優先させていたか?

 

ハイ。もちろん安全です。

 

大きな工場です。

建物も高く、設備もデカイ。

 

そして機械音も大きいですので

危険な箇所はたくさんあります。

 

その環境ですから

一旦事故が起これば大惨事になり兼ねません。

 

ですから安全への指導は徹底しています。

 

さすが大手のプラント工場的緊張感があります。

 

職人としてやっと仕事を覚えた頃

ここで徹底的に安全への取り組みを

叩き込まれました。

 

自分の安全はもちろん。

仲間の安全。

そして、その工事に関わる他人への安全。

 

徹底的に叩き込まれましたね。

 

実は当時、うっかり屋根からベンチ落とした時

下で作業していた別業者の職長さんに

胸ぐらを掴まれ

「ウチの部下を殺す気か!」と、

ものすごい剣幕で厳しく指導された記憶があります。

 

部下の命を預かり、命を張った緊張感あるリーダーの言動は

今でも鮮明に脳裏に残ってます。

 

この敷地に入る度にその記憶が蘇り

現在の安全への取り組みは

この経験があったことは言うまでもありません。

このセメント工場に来る度に

安全への意識が一層引き締まります。

 

 

では、また明日!

ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで
地震に強く、遮熱工法で暑さ対策も行う
屋根リフォームと雨漏り修理専門の
【株式会社オガサ製工】小笠原孝彦
(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

株式会社オガサ製工 代表取締役 1970年高知県高知市朝倉生まれ ガルバリウム鋼板屋根の製作施工と遮熱技術で、工場や倉庫の暑さ対策を行っています。 そして南海地震対策のひとつなる住宅屋根の軽量化をガルバリウム鋼板で推進し、あわせて雨漏り修理も専門分野です。 一般社団法人 地震倒壊死から命をまもる建築専門家協会(地命協)代表理事 近年必ず起こる「南海トラフ地震」発生時に、建物倒壊による悲惨な圧死・窒息死を少しでも減らし、また速やかに避難することで、津波や火災から命を守る情報を建築専門家が発信しています。