建築の歴史的な承継問題

vol.2066

先週の土曜日は高新文化教室

「文化財を楽しむ〜2023〜」

でございました。

 

今回のテーマは

「旧森田正馬生家と兎田集落」

香南市は旧野市町の兎田(うさいだ)地域の

重要文化財の散策でした。

 

建築時期はおそらく

江戸末期〜明治初期に

建てられたモノだとか。

 

残念ながら

自分の大好物な屋根は

かなりの老朽化で雨漏りが酷く

シートで覆われておりました。

 

幸い内覧はできましたので

入ってみると、、、

 

床の間は中々立派でして

その天袋はお見事!

そして欄間も

その彫刻や装飾の組子が

見とれるぐらいに美しい。

そして、、、庭

濡れ縁に座ると

そりゃ見事な庭でして

柱も二間以上は離れていますので

石垣塀を眺めるのもバッチグー!

 

肝心の森田正馬は、、、

自分は全く存じませんでした。

 

この地で生まれ育ち

東京帝国大学医科大学に進んだ後

世界的精神医学者になられました。

 

そんな偉人が育ったこの生家も

老朽化が進み

解体も検討されていたそうですが

有志が集まり保存を求めているそうです。

 

また、ここ最近の平成中期まで

不登校児の学び舎

「森田村塾」としても

利用されておりました。

 

確かに、、、

古いモノを直して使うよりも

ブッ壊して新しく建てた方が

費用も安く、維持費も掛からないでしょうが

修繕して使うのは

とても重要な歴史の承継ですからね。

 

でも修復って

莫大な費用が掛かるのも事実。

 

難しい問題です。

 

 

それではまた。

 

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小笠原孝彦(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

株式会社オガサ製工 代表取締役 1970年高知県高知市朝倉生まれ ガルバリウム鋼板屋根の製作施工と遮熱技術で、工場や倉庫の暑さ対策を行っています。 そして南海地震対策のひとつなる住宅屋根の軽量化をガルバリウム鋼板で推進し、あわせて雨漏り修理も専門分野です。 一般社団法人 地震倒壊死から命をまもる建築専門家協会(地命協)代表理事 近年必ず起こる「南海トラフ地震」発生時に、建物倒壊による悲惨な圧死・窒息死を少しでも減らし、また速やかに避難することで、津波や火災から命を守る情報を建築専門家が発信しています。