瓦屋根から雨漏りしている原因は?

今日も気持ちいい晴れ。

 

しかし、週末からは

少し天気が崩れる日が続きますね。

 

さて、瓦屋根でも

ひと昔前に一世風靡した

セメント瓦はもうそろそろ

耐用年数が来ています。

 

このタイプの瓦は

重ね部分の水切りリブも

劣化により痩せてしまって

止水機能がかなり落ちてますねー

 

そこへ塵やホコリ、コケが溜まると

雨の吸い込みと吸い上げが発生して

雨漏りが起こりやすくなります。

 

実際に見た目がキレイな屋根でも

瓦を剥がしてみると

結構雨が浸みています。

 

瓦を撤去し、防水シートを撤去すると

屋根全体に水がしみ込んでおり

アチラコチラで雨漏りしているのが

ハッキリと確認できるんですよ。

また、この頃の瓦下葺き防水シートは

現在のゴム系ルーフィングじゃ無くって

「アスファルトルーフィング」が防水シートとして

施工されているのが多く、

40年も経つとパリパリに劣化して

止水性はほぼ無くなっていますね。

 

瓦は重ね部分(継ぎ目)から

少量の雨が必ず入るものです。

(そういった構造です)

 

その室内への雨漏りは

この下葺材ルーフィングの性能に一存ですから

その性能は

通常の結露と瓦の隙間からの入水との

ダブルの機能性を求められます。

 

強いて言えば、瓦屋根は

下葺ルーフィングの性能が

そのまま屋根の防水性能となる!と言っても

過言じゃありません。

 

ですから、、、

見た目では瓦自体の劣化が無くて

雨漏りが発生するのは

瓦の下葺材であるルーフィングの劣化が

ほぼ、原因ですね。

 

これから梅雨に入り、

台風シーズンへも突入です。

 

雨漏りのチェックは

その辺が非常に重要なんですね。

 

では、また明日!

 

ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで

地震に強く、遮熱工法で暑さ対策も行う

屋根リフォームと雨漏り修理専門の

【株式会社オガサ製工】小笠原孝彦

(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

小笠原孝彦(おがさわら・たかひこ)1970年高知県高知市朝倉生まれ 株式会社オガサ製工 代表取締役/一級建築施工管理技士/建築板金一級技能士/防災士/被災建築物応急危険度判定士 高知県を拠点に、ガルバリウム鋼板による遮熱・減災屋根のリーディングカンパニー「オガサ製工」を経営。法人向けには工場・倉庫・事業用施設の暑さ対策や屋根リニューアル、遮熱リフォームの分野で高い専門性を持ち、四国一円で施工実績を重ねています。 このブログでは、現場目線×経営者目線で、屋根の「プロが本音で語る情報」を毎週発信中。 「工場が暑すぎる…」「老朽化した屋根を直したい…」「でも業務は止めたくない」そんな法人様の悩みに寄り添いながら、これまでの建築技術とノウハウ、そして屋根から生まれる“価値ある改善”をお届けしています。