施工しづらい+チェックしづらい=漏る!

屋根の話題じゃありませんが、

ベランダが雨漏しているとの

ご相談を頂きまして。

 

普通の雨では漏らんけど、大雨や

風がある雨の時に漏るんですよね〜

1階に。

 

ハハーン!

 

2階のベランダサッシ周りが

原因だな・・・

 

で、現地を確認。

 

想像とおり、ドンピシャ!

 

ベランダの床と

サッシの敷居の段差が少なすぎる。

5cm弱

 

そしてFRP防水が

キチンと施工されていませんでした。

(この隙間じゃ無理は無いかも?)

バリアフリーっぽくて

出入りは楽でしょうが、そりゃ

この施工では漏りますよ。

(施工が単に雑です)

 

昔はこの構造が

よく流行りましたがね。

 

しかし、このようなトラブルが多いので

今ではこの構造はNGです。

 

現在では

ベランダ構造や施工には

一定の基準が設けられていますので

こういった施工不良からの雨漏りは

極端に減ったようです。

 

まぁ 対策としては、

一度外壁も内装も撤去して

サッシを取り外します。

 

そして、ベランダからの

立ち上がりFRP防水を処理して

サッシにも止水処理をし、

復旧すればベストなんですが、、、

それじゃ、

内外装の改修工事にまで発展します。

 

ですから、、、

①FRP防水の修理(立ち上がり部分)

②その部分に雨が吹き込まないようにカバー

③排水ドレンの定期掃除(お施主さん担当で)

 

この修理方法で

コレまで数十件は

同様の雨漏りを止めています。

 

どれも簡単なことですが、

ナメて掛かると雨漏りは止まりませんよ。

 

では、また明日!

 

ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで
地震に強く、屋根遮熱工事で暑さ対策も行う
屋根リフォームと雨漏り修理専門の
【株式会社オガサ製工】小笠原孝彦
(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

小笠原孝彦(おがさわら・たかひこ)1970年高知県高知市朝倉生まれ 株式会社オガサ製工 代表取締役/一級建築施工管理技士/建築板金一級技能士/防災士/被災建築物応急危険度判定士 高知県を拠点に、ガルバリウム鋼板による遮熱・減災屋根のリーディングカンパニー「オガサ製工」を経営。法人向けには工場・倉庫・事業用施設の暑さ対策や屋根リニューアル、遮熱リフォームの分野で高い専門性を持ち、四国一円で施工実績を重ねています。 このブログでは、現場目線×経営者目線で、屋根の「プロが本音で語る情報」を毎週発信中。 「工場が暑すぎる…」「老朽化した屋根を直したい…」「でも業務は止めたくない」そんな法人様の悩みに寄り添いながら、これまでの建築技術とノウハウ、そして屋根から生まれる“価値ある改善”をお届けしています。