雪で壊れた軒樋をパトロール

冬の日曜日といえば

ルーティンのスキーでございます。

 

いつも通り5時前に

目覚ましも必要なく起きて

出発です。

 

でも今朝も暖かったですね。

 

なので、愛媛のスキー場に近づくにつれ

路面はテッカテカのアイスバーン。

 

ズルズル滑りながらゲレンデに着き

今度はスキーに履き替え

ザクザクとコブ斜面を

滑り倒してきました。

 

で、オジサンの脚は

午前中で体力の限界となり

とっと退散です(笑)

 

 

 

さて、そんな道中では7〜8軒ほど

軒樋の垂れ下がっている

お宅がありました。

先週は大寒波で

山間部は大雪だったじゃないですか。

 

その影響で

屋根に降り積もった雪が

徐々に溶けながら滑り落ち

軒樋を破壊したんですね。

そもそも、、、

なぜ雪がたくさん降れば

軒樋が壊れるのか???

 

氷河が大地を削るように

雪が滑り動く「力(ちから)」って

ゆっくりながら、とても大きく

屋根を剥ぎ取る破壊力をも

持っていますからね。

 

で、対策としては

とにかく支持金具のピッチを

詰めるコトです。

 

山間部の木造家屋って

だいたい屋根の垂木ピッチが

4〜500㍉前後でございます。

 

なので垂木1つ飛ばしの

8〜900㍉ピッチで

軒樋金具を取り付けています。

 

見た目は良いんですがね・・・

金具がガチャガチャ見えないので

軒先がスッキリとシンプルです。

 

しかし最近の暴風雨や

今回の様な豪雪(?)に耐えるには

もっとピッチを詰めて

600㍉〜455㍉で

金具を取り付けるのがベストですね。

 

かと云って

垂木など頑丈な下地がない位置に

金具を付けても

何の効果もございません。

 

四国内の山間部では

30センチの積雪に耐えられる

軒樋の保持力が必要なんです。

 

 

ところで、一般的な軒樋の取付位置より

5〜10センチ程下げて

取り付ける方法もありますが

これは雨の少ない地方での施工方法。

 

高知のような多雨地域では

オススメできません。

 

強い雨を受けきれませんからね。

 

 

では、また明日!

 

ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで
地震に強く、屋根遮熱工事で暑さ対策も行う
屋根リフォームと雨漏り修理専門の
【株式会社オガサ製工】小笠原孝彦
(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

小笠原孝彦(おがさわら・たかひこ)1970年高知県高知市朝倉生まれ 株式会社オガサ製工 代表取締役/一級建築施工管理技士/建築板金一級技能士/防災士/被災建築物応急危険度判定士 高知県を拠点に、ガルバリウム鋼板による遮熱・減災屋根のリーディングカンパニー「オガサ製工」を経営。法人向けには工場・倉庫・事業用施設の暑さ対策や屋根リニューアル、遮熱リフォームの分野で高い専門性を持ち、四国一円で施工実績を重ねています。 このブログでは、現場目線×経営者目線で、屋根の「プロが本音で語る情報」を毎週発信中。 「工場が暑すぎる…」「老朽化した屋根を直したい…」「でも業務は止めたくない」そんな法人様の悩みに寄り添いながら、これまでの建築技術とノウハウ、そして屋根から生まれる“価値ある改善”をお届けしています。