モノは伸び縮みします。

「秋の日はつるべ落とし」

と言われていますが

ここ最近の日暮れホントは早い。

 

16時半を過ぎると一気に薄暗くなり

日没の17時を過ぎれば

途端にもう真っ暗です。

 

 

さて、冬になれば

日が短くなるように

たて樋も短くなります。

 

夏場より気温がグッと下がるので

熱伸縮が起きるんですね。

 

猛暑の日中は

たてとい自身が日射の影響で

50℃近くまで上がりますが

真冬にはマイナスまで下がりますので

その温度差は50℃以上。

 

塩ビ樋の特性として

10℃の温度差で1mあたり約0.6㍉

伸び縮みが発生しちゃうんですよね。

 

なので設置時の気温にもよりますが

夏と冬とでは10mで約3センチは

計算上、伸縮しますね。

 

なので、その伸縮破損防止のために

樋2本ごと(約10m弱)に

伸縮ソケットを設けています。

もちろん屋根も

温度変化による熱伸縮の影響は

絶対に受けるので

設計、施工共に重要なポイントでございます。

 

塩ビと金属の熱膨張係数は大きく違いますが

その物性をしっかりと理解しておかないと

伸縮破断が起き、結果

雨漏りが起きたり強風でぶっ飛ばされたりの

事故が起こるのです。

 

技術だけではなく知識も

「強い屋根と樋」をつくる要素のなんですね。

 

では、また明日!

 

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ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで
高知の地震や災害に強く、
遮熱屋根工事で暑さ対策も行う
雨漏り修理と屋根リフォーム専門。
高知の【株式会社オガサ製工】
小笠原孝彦(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

小笠原孝彦(おがさわら・たかひこ)1970年高知県高知市朝倉生まれ 株式会社オガサ製工 代表取締役/一級建築施工管理技士/建築板金一級技能士/防災士/被災建築物応急危険度判定士 高知県を拠点に、ガルバリウム鋼板による遮熱・減災屋根のリーディングカンパニー「オガサ製工」を経営。法人向けには工場・倉庫・事業用施設の暑さ対策や屋根リニューアル、遮熱リフォームの分野で高い専門性を持ち、四国一円で施工実績を重ねています。 このブログでは、現場目線×経営者目線で、屋根の「プロが本音で語る情報」を毎週発信中。 「工場が暑すぎる…」「老朽化した屋根を直したい…」「でも業務は止めたくない」そんな法人様の悩みに寄り添いながら、これまでの建築技術とノウハウ、そして屋根から生まれる“価値ある改善”をお届けしています。