お寺の樋もモチロン修理します。

会社のすぐ近くにあるお寺さんから

銅竪樋の修理を相談いただきました。

 

境内に行くと、、、

竪雨樋が折れてましてね。

銅板で作った竪角樋が

経年劣化と台風の影響で

見事に中間部から折れた模様。

 

これじゃ雨の日には参拝の方も

ビシャビシャに濡れてしまうでしょう。

 

それに風で外れて人に倒れかかれば

大変ですからね。

 

早速、交換作業に入りたいところでしたが

実はこの樋、、、

控える(固定する)箇所が

上端と足元の2カ所しか無いんですよ。

 

ですから、一般的に使用する銅板厚(0.4㍉)じゃ

とてもじゃ無いけど樋の機能を果たせません。

 

微風でぶっ飛びます。

 

といって、丈夫な強度まで分厚くすると

重量が増して

ウルトラなコストアップになっちゃいます。

 

で、考えました。。。

 

芯材に安価で強度のある塩ビ管を使って

カバーを銅板で製作すりゃいいじゃん!と。

(何か、バッタモン作っているようですが)

図面を作成して銅板の切出し、

歪が出たり、捻れやすいので

注意してプレス加工。

そして現地で裏側に

蓋みたいなカバーを取り付け

どっから見ても銅角樋の仕上りです。

実は、、、

純粋に銅板で製作するよりは

1/5の費用で済んでるんですよ。

コレで雨の日でも風の日でも

参拝者の方々は安心です。

職員の方にもたいへん喜んで頂きました。

では、また明日!

ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで

地震に強く、遮熱工法で暑さ対策も行う

屋根リフォームと雨漏り修理専門の

【株式会社オガサ製工】小笠原孝彦

(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

小笠原孝彦(おがさわら・たかひこ)1970年高知県高知市朝倉生まれ 株式会社オガサ製工 代表取締役/一級建築施工管理技士/建築板金一級技能士/防災士/被災建築物応急危険度判定士 高知県を拠点に、ガルバリウム鋼板による遮熱・減災屋根のリーディングカンパニー「オガサ製工」を経営。法人向けには工場・倉庫・事業用施設の暑さ対策や屋根リニューアル、遮熱リフォームの分野で高い専門性を持ち、四国一円で施工実績を重ねています。 このブログでは、現場目線×経営者目線で、屋根の「プロが本音で語る情報」を毎週発信中。 「工場が暑すぎる…」「老朽化した屋根を直したい…」「でも業務は止めたくない」そんな法人様の悩みに寄り添いながら、これまでの建築技術とノウハウ、そして屋根から生まれる“価値ある改善”をお届けしています。