屋根の部材にもキチンと意味があるんです。

今朝は冷え込んだー

と感じたんですがね、

 

高知市、朝の最低気温は2.0℃(+です)

 

ちなみに自宅は−0.2℃でした。

霜がバッシリ下り

窓も水道も若干凍ってました。ハイ。

 

ちなみに梼原、本川もかろうじて

マイナス0.2℃

同じじゃん(笑)

 

今年の冬はウルトラ暖冬ですね。

 

 

さて、2年前に修復した

山内神社社殿の屋根にそびえる

千木と鰹木。

 

台風で煽られた樹木で損傷し

オガサで木材を加工し

それを銅板で修復したんです。

2年経ち、

味のある「シブい色」になってきました。

 

さて、この千木ですが

もともとは登り梁の接合部を

切り揃えずに留める事で、

屋根の強度を向上させるための

施工方法だったそうです。

 

しかし時代が流れ

構造材ではなく装飾部材となり

神社の聖性を象徴するものとなりました。

 

その千木には

「内そぎ」と「外そぎ」の

2種類があるんですね。

 

諸説ありますが

自分の知識では確か、、、

男神か女神かを表しているそうです。

 

因みに山内神社は

土佐藩初代藩主「山内一豊」を祀られていますので

男神故に千木の先端が外そぎとなり

垂直な小口形状になっています。

 

歴史関係はあまり詳しくありませんが

施工や加工の技術向上の過程で

このようにモノの由来や意味を知るって

「へ〜」や「ほ〜」と、

実に発見の連続で楽しいモノですね。

では、また明日!

 

ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで

地震に強く、遮熱工法で暑さ対策も行う

屋根リフォームと雨漏り修理専門の

【株式会社オガサ製工】小笠原孝彦

(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

小笠原孝彦(おがさわら・たかひこ)1970年高知県高知市朝倉生まれ 株式会社オガサ製工 代表取締役/一級建築施工管理技士/建築板金一級技能士/防災士/被災建築物応急危険度判定士 高知県を拠点に、ガルバリウム鋼板による遮熱・減災屋根のリーディングカンパニー「オガサ製工」を経営。法人向けには工場・倉庫・事業用施設の暑さ対策や屋根リニューアル、遮熱リフォームの分野で高い専門性を持ち、四国一円で施工実績を重ねています。 このブログでは、現場目線×経営者目線で、屋根の「プロが本音で語る情報」を毎週発信中。 「工場が暑すぎる…」「老朽化した屋根を直したい…」「でも業務は止めたくない」そんな法人様の悩みに寄り添いながら、これまでの建築技術とノウハウ、そして屋根から生まれる“価値ある改善”をお届けしています。