またヤリやがったな、台風め!

またもや9月に

台風が都会を襲いましたね。

 

今度の台風15号、関東で猛威を振るって

大きな被害が出ているニュースが

報道されています。

 

ゴルフ練習場のネットが支柱ごと倒れ

隣接の住宅を直撃。

 

また、送電線の鉄塔が倒れ

大規模な停電も起こっています。

 

ここ最近多い

大型台風の都会被害。

 

台風に慣れている自分たちでも

あの惨状をニュースで見ると

ゾッとします。

 

特に強風による屋根の飛散や、

建設足場や構築物の倒壊事故は

全く他人事ではありません。

 

オガサでも屋根工事における

建設足場の設置は

日常的に行っていますし、

台風時期だからといって

大型建築物の建設足場設置を延期したり、

止めたりなんてことはできません。

 

もともと台風には免疫のある

我々高知県民ですので、

用心に用心を重ねた安全対策は常に行っています。

 

ですが、ひとたび台風の直撃予報や

付近の通過は

離れているといっても

その瞬間は気が気ではありません。

えー

 

昼間ならまだいいんですが

夜にとなると

眠れたもんじゃありませんからね。

 

幸いにも近隣地域では

こういった台風災害は近年発生していませんが

今回のような大惨事はいつ起きても不思議ではないので

全く気を抜くことはできません。

 

 

さて、そんな台風における屋根の強風対策。

 

我々の屋根業界では

設計段階で

国から基準値を設けられた風速に基づき

それに地域性や屋根形状を考慮した、

屋根の風圧を計算して

台風などの強風における、

風圧対策を行っています。

 

そして、そこに使う

ガルバリウム鋼板製屋根の耐風圧を合わせて計算し

その屋根材が台風の強風に耐えられるかの

シュミレーションを専用ソフトによって計算しています。

 

またそれを固定するボルトや鉄骨下地なんかの強度も

合わせて強度計算しますので

屋根全体で強風圧に耐えられるかってコトを

求めて行くんですよね。

 

まれにその中で・・・

計算値では強度不足の屋根が

出てくる場合があります。

 

そんな時は「施工できません」で

終わらのでは無く、

「こうすれば強度的に可能な屋根ができますよ」って

自分たちから提案をしていくのです。

 

日頃からそういう計算に基づいた施工していますので

改修工事における、設計資料等何もない物件でも

今までの経験を生かして風圧を計算し

それに耐えれる屋根の選定、

そして総合的な風荷重を考慮して

災害に強い屋根を作っています。

 

 

 

とはいっても、、、

今回のような関東の台風被害を見ると

決して他人ゴトではなく、

また「ウチは大丈夫だよ!」だなんて

絶対に傲りはありません。。。

 

ただ言えることは、、、

我ら台風慣れしている高知県でも

風荷重計算における屋根耐力は

しっかりと余裕を持たせた設計・

施工を行わなければ、と

改めて考えた、次第。

 

では、また明日!

ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで
地震に強く、遮熱工法で暑さ対策も行う
屋根リフォームと雨漏り修理専門の
【株式会社オガサ製工】小笠原孝彦
(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

株式会社オガサ製工 代表取締役 1970年高知県高知市朝倉生まれ ガルバリウム鋼板屋根の製作施工と遮熱技術で、工場や倉庫の暑さ対策を行っています。 そして南海地震対策のひとつなる住宅屋根の軽量化をガルバリウム鋼板で推進し、あわせて雨漏り修理も専門分野です。 一般社団法人 地震倒壊死から命をまもる建築専門家協会(地命協)代表理事 近年必ず起こる「南海トラフ地震」発生時に、建物倒壊による悲惨な圧死・窒息死を少しでも減らし、また速やかに避難することで、津波や火災から命を守る情報を建築専門家が発信しています。