屋根で屋根を推理する。

築40年を超える工場の屋根。

ここ最近少しずつ

雨漏りが始まったとのコト。

 

屋根は新築時から

何のもメンテナンスも

しておりません。

 

で、来期あたりに

リフォーム修繕を予定しているとのことで

その正確な予算立ての為

現場を測量しています。

 

概算は以前

ザックリと

お伝えしていましたのでね。

 

なので、提案する屋根は

ボルトレス型ルーフデッキでの

カバー工法です。

 

立地場所は少し郡部で

山手の田園地帯。

 

環境としてはバッチグーです。

 

ですので半世紀近くも

ノーメンテで全く

トラブルが無かったのでしょう。

 

でもさすがに固定ボルトは

メッキが完全に無くなり

サビだらけです。

 

オマケに屋根の長さは

20m近い。

 

熱伸縮で屋根が常時動き

固定ボルトのパッキンも

相当劣化しているのでしょう。

(ココから雨漏りですね)

 

この規模の屋根なら

波形スレートが多いのですが、

 

この工場は

内部をなるべく高くして

でも、

建物の高さはなるべく低く設計した

工場なのでしょう。

 

ですから折板屋根の

ルーフデッキを使用しています。

 

継ぎ目の無い金属屋根

「ルーフデッキ」なら

波形スレートの

1/3の屋根勾配(傾斜)で

大丈夫ですからね。

 

そんな新築時のドラマを考えながら

屋根を調査

(チョッピリ推理)するのは

楽しいモノです。

 

では、また明日!

 

ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで
地震に強く、屋根遮熱工事で暑さ対策も行う
屋根リフォームと雨漏り修理専門の
【株式会社オガサ製工】小笠原孝彦
(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

小笠原孝彦(おがさわら・たかひこ)1970年高知県高知市朝倉生まれ 株式会社オガサ製工 代表取締役/一級建築施工管理技士/建築板金一級技能士/防災士/被災建築物応急危険度判定士 高知県を拠点に、ガルバリウム鋼板による遮熱・減災屋根のリーディングカンパニー「オガサ製工」を経営。法人向けには工場・倉庫・事業用施設の暑さ対策や屋根リニューアル、遮熱リフォームの分野で高い専門性を持ち、四国一円で施工実績を重ねています。 このブログでは、現場目線×経営者目線で、屋根の「プロが本音で語る情報」を毎週発信中。 「工場が暑すぎる…」「老朽化した屋根を直したい…」「でも業務は止めたくない」そんな法人様の悩みに寄り添いながら、これまでの建築技術とノウハウ、そして屋根から生まれる“価値ある改善”をお届けしています。