明かり取り屋根って耐候性どうよ?

工場なんかで

屋根から「明かり」を取り入れるのに

ガラス繊維樹脂の屋根を

一部に使うことが良くあります。

 

「FRP」っちゅうヤツです。

 

このFRPってのは身近では

ベランダや屋上屋根の防水に

よく使われています。

 

でも、それらは

トップコートと呼ばれる

FRP本体の劣化を防ぐ塗装を

表面に施していますが

さすがに屋根の明かり取りに

その塗装を行うと

採光の意味が無くなります。

 

で、最近はこのFRP屋根も

劣化防止剤等をコーティングをして

耐久性も向上していますが

数十年前のFRP屋根は

そんなもんしていませんでした。

 

なので、台風でよく

吹っ飛ばされています。

 

その原因はまぁ、

風が強いっていうのもあるんですが

FRP自体が紫外線劣化により

どんどん痩せていって

ペラペラになっているんですよ。

指で押すだけで

穴が開くレベルです。

 

そこへ強風が吹いたもんですから

止めているボルトだけ残して

FRP屋根は

きれいさっぱり飛んでいってます。

 

そんなこんなで

最近の明かり取り屋根の素材は

FRPじゃなくて

ポリカーボネートになっています。

 

この素材

耐候性、耐衝撃性がもの凄く高くて

塩ビやFRPの様に

割れることも無いんですよ。

透明度も高くて明かりを

「バッチリ」

取り入れてくれます。

 

しかも、紫外線劣化防止のコーティングは

もちろんのこと

太陽の熱線や結露なんかも

減少させる性能があるんですよ。

 

屋根に使う材料って

10年やそこらで

しょっちゅう変えるわけにはいきませんので

屋根本体と同等の耐候性を持つ

素材のチョイスがポイントです。

 


それではまた。

 

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小笠原孝彦(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

株式会社オガサ製工 代表取締役 1970年高知県高知市朝倉生まれ ガルバリウム鋼板屋根の製作施工と遮熱技術で、工場や倉庫の暑さ対策を行っています。 そして南海地震対策のひとつなる住宅屋根の軽量化をガルバリウム鋼板で推進し、あわせて雨漏り修理も専門分野です。 一般社団法人 地震倒壊死から命をまもる建築専門家協会(地命協)代表理事 近年必ず起こる「南海トラフ地震」発生時に、建物倒壊による悲惨な圧死・窒息死を少しでも減らし、また速やかに避難することで、津波や火災から命を守る情報を建築専門家が発信しています。